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臨床検査技師の離職率

臨床検査技師の離職率

転職するときに気になるのがズバリ「離職率」です。今までと違う職種へ転職を考えている場合や、勤務する施設の種類が変わる場合は特に気になります。
こちらのページでは病院の離職率だけでなく、クリニックや健診センター、臨床検査センター、治験コーディネーターまで、臨床検査技師の主な転職先の離職率を徹底的に調べました。
「よく募集しているのを見るんだけど離職率が高いから?」「短期での転職は繰り返したくないけど長く働ける?」「インターネットで調べてみると職員の出入りは激しいと書いてあったけど本当なの?」などなど
臨床検査技師の転職の不安を少しでも減らし、自分に適した転職先を見つけるお手伝いができれば幸いです。

病院・クリニックの臨床検査技師の離職率 臨床検査センターの臨床検査技師の離職率 CRCの臨床検査技師の離職率

病院病院・クリニックの臨床検査技師の離職率

大きな病院の正職員への道はなかなか狭き門のようです。

大手病院に勤める正社員の離職率は低いが、就職は難しい。

臨床検査技師の離職率について、きちんとした統計資料はありません。色々な資料から総合的に判断すると、大手病院に勤める正社員の臨床検査技師の離職率は3~5%と低く、大手病院に勤めていても雇用形態が契約社員であったり、個人経営のクリニックや健診センターなどで働く臨床検査技師の離職率は10~20%前後と高めで推移しているようです。 大学病院などの大手総合病院の正職員の離職率は低いため、中途採用の求人数は非常に少なくなっています。

病院・クリニックの臨床検査技師の主な退職理由

次に病院・クリニックで働く臨床検査技師の主な退職理由を見てみましょう。

病院・クリニックの退職理由(《MTばんく》の独自調査より) 割合
 ・給料が低い 20%
 ・雑用が多く、仕事内容がつまらない 15%
 ・正職員になれない 15%
 ・主人の転勤・結婚・出産など 15%
 ・休日が少ない 10%
 ・業務が単調 10%
 ・条件の良いところへ 10%
 ・その他 5%

臨床検査技師の離職理由は職種による差が大きいと言えます。

大学病院などの大手総合病院で契約社員として働く臨床検査技師は、雇用の不安定さや給与が低いこと、正社員との待遇格差などに不満があるようです。反面、大学病院などの大手総合病院で正社員として働く臨床検査技師は福利厚生面なども充実しており、出産後も働く方が多く、不満の声はほとんど聞かれませんでした。

個人経営の総合病院やクリニックの臨床検査技師は、細かい雑用ばかりで臨床検査技師としての仕事をさせてもらえないなどの、仕事内容に不満をお持ちの方が多いようです。他には給与や休日などの労働条件が悪いことを理由に転職される方も多いようです。

また、健診センターで働く臨床検査技師は業務が単調、健診バスの出発時間が早いなどが主な転職理由です。センター内での勤務が中心の臨床検査技師は比較的離職率が低いようです。

臨床検査センター臨床検査センターの臨床検査技師の離職率

検査センターは臨床検査技師の適性の有無が大事のようです。

臨床検査センターの仕事が長く続くかどうかは、臨床検査技師の適性次第。

臨床検査技師の離職率について、きちんとした統計資料はありません。色々な資料から総合的に判断すると、臨床検査センターなどで働く臨床検査技師の離職率は10~20%前後で推移しているようです。
また、会社や配属部署、正職員の比率などによっても離職率は大きく変動するようです。例えば、株式会社ビー・エム・エルの2014年の採用ページには「離職率は毎年3%程度で推移しています」と記載がありました。新卒採用主体の大手臨床検査センターの離職率は、福利厚生なども整っており低く推移しているようです。

臨床検査センターの臨床検査技師の主な退職理由

次に臨床検査センターで働く臨床検査技師の主な退職理由を見てみましょう。

臨床検査センターの退職理由(《MTばんく》の独自調査より) 割合
 ・業務が単調でつまらない 25%
 ・夜勤が多い 20%
 ・生理機能検査を経験したい 20%
 ・人と話すことが少ない 10%
 ・スキルアップのため 10%
 ・休日が少ない 5%
 ・条件の良いところへ 5%
 ・その他 5%

臨床検査センターで働く臨床検査技師の退職理由は大きく分けて3つです。

一つ目は仕事そのものに対する不満です。臨床検査センターの業務は、単調な検査の繰り返しであることが多く、仕事そのものがつまらないと感じる臨床検査技師の方が多いようです。臨床検査センターの業務はコツコツとした業務をくり返すことが苦にならない人に向いていると言えるでしょう。

二つ目は夜勤が多いことに対する不満です。臨床検査センターでの勤務は1ヶ月の半分ぐらいが夜勤であることが多く、体調管理が難しい、家庭と両立できない、などの声が聞かれました。

三つ目は生理機能検査の業務を経験できないことに対する不満です。当然ですが、臨床検査センターでは生理機能検査を経験できません。そのため、学校で習った知識を生かせない、患者と接する機会がない、などの理由で生理機能検査を経験してキャリアアップを目指して退職する臨床検査技師が見受けられます。

CRC治験コーディネーター・CRCの離職率

離職率は一番気になりますよね。実際はどうなんでしょうか?

CRCの離職率の全国平均は10~15%と推測される。近年は労働環境が整備され、離職率はさらに低下傾向にある。

治験コーディネーター(CRC)の離職率について、きちんとした統計資料はありません。色々な資料から総合的に判断すると、全国平均の離職率は10~15%前後で推移していると推測されます。近年は治験業界の成熟化にともない、福利厚生が充実するなどの労働環境が整備され、離職率はさらに低下傾向にあるようです。

治験コーディネーター(CRC)の離職率がインターネット上に公開されていた会社は以下の2社です。

  • 医療システム研究所・・・・・5%

2011年の会社ホームページ(HP)に「2010年4月現在 過去1年間の離職者5%」と記載がありました。

  • イーピーミント(現EP綜合)・・・・・・10%

田代伸郎前社長のインタビュー記事に「弊社の前期(2009年9月期)の離職率は10%ぐらいでした。〈省略〉平均年齢が30歳代前半の女性ですから、結婚や出産、ご主人の転勤とか、いろいろなことがありますよ。だから離職率10%前後というのは、おそらくSMOの宿命という気がしています。〈出典 医療介護CBニュース〉」と記載がありました。

治験コーディネーター(CRC)の離職率は高い?

治験コーディネーター(CRC)の離職率が高いのにはいくつか理由があります。

離職率が高くなる主な理由

  • 中途採用が中心
  • 都市部での採用が盛ん
  • CRC未経験者の採用が多い など

一つ目の理由は「中途採用が中心となっている」からです。これは治験コーディネーター(CRC)には医療の知識と経験が求められるため、どうしても新卒採用より中途採用が多くなります。そのため、30歳前後の女性を採用することが多くなり、その結果として転職して数年以内に、結婚や出産などで退職してしまう人が増えることになります。
他にも都市部での採用が多いため転職しやすい環境にいる人が多いことや、CRC未経験者を採用した場合、新しい職種にとまどってしまい、仕事に慣れる前に辞めてしまう人がいることが理由としてあげられます。

治験コーディネーター(CRC)の主な退職理由

次に治験コーディネーター(CRC)の主な退職理由を見てみましょう。

退職理由(《MTばんく》の独自調査より) 割合
 ・良い条件の治験会社へ転職 20%
 ・勤務地が遠くなった 15%
 ・主人の転勤・結婚・出産など 15%
 ・給料が低い 10%
 ・医療行為に関わることが少ない 5%
 ・調整業務が大変で自分には向いていない 5%
 ・利益を追求することに疲れた 5%
 ・事務作業が多い 5%
 ・その他 20%

転職先は次も治験コーディネーター(CRC)を選ぶ方が多く、仕事を覚えて経験者になった後にさらなるキャリアアップを求める方が多いと推測されます。給与が低いことを理由にする看護師さんも多いようです。勤務地が遠いことを理由とする臨床検査技師も見受けられました。
残業が多い、休みがないといった病院で働く看護師さんによく見られる理由は少ないようです。

治験コーディネーター(CRC)の離職率についての誤解

実は治験コーディネーター(CRC)の離職率は所属企業によって異なるだけでなく、所持資格や所属エリアによっても大きく異なります。

例えば、東京や大阪の看護師出身の治験コーディネーター(CRC)の離職率は高い傾向があります。なぜなら、給与や労働条件の良い転職先が住居の近くに多数あり、良い条件の勤務先があればすぐに転職しようと考えている転職について前向きな看護師の方が多くいらっしゃるからです。
一方では地方の臨床検査技師出身の治験コーディネーター(CRC)の離職率は非常に低くなっています。その理由は条件の良い臨床検査技師の就職先は看護師ほど多くなく、また、転職することを良しとしない風潮が残っているため、転職に慎重な臨床検査技師の方が多いためと考えられます。

従って、地方の臨床検査技師の方が治験コーディネーター(CRC)へ転職するときに、インターネットでの書き込みを見て「治験コーディネーターは離職率が高いのかな?」と思ってしまうことは、事実を見間違う可能性が高い行動であると言えます。と言うのも、その書き込みが東京の看護師出身の治験コーディネーター(CRC)によって書かれたものかもしれないからです。

離職率を知るベストな方法は、面接で担当者に直接会って色々と話を聞いた上で、面接官や会社の雰囲気などの情報を中心に総合的に判断することであると言えます。

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